2012年02月22日

東京明太子倶楽部 新人研修会

2月21日に東京明太子倶楽部新人研修会を開催しました。
今年は定例の新年会も開催していなかったのですが、新人からの要望に答えた形での開催です。
参加者は代表:佐藤、総務二課長:やなぎだ、川崎市部長:服部、城北開発担当理事:田中の本部側と、多文化共生担当:海老原、上海支部担当:渡辺、子ども担当:三浦の各新人3名でした。13:00からは新人研修のためのプログラムをこなし、17:00からが実践研修といった充実した内容でした。新人研修プログラムにのみ参加した熱心な新宿・大久保地区担当:小林(新人)がいたことも付け加えておきましょう。
13:00からは「映像と明太子〜その物語と表徴」と題した代表:佐藤による基調講演に続き、「ギリシャ財政と明太子の辛さ〜岐路に立つEUとスケソウダラ」(服部:川崎市部長)「塩うち技法の新たな挑戦〜貪欲であれ、愚直であれ」(田中:城北開発担当理事)の研究報告が続きました。
実践研修では、島本食品から取り寄せた「オリジナル」「天鷹」「大吟醸」「梅の香」をテイスティングし、その作法と立ち居振る舞いが叩きこまれました。東京明太子倶楽部では禁じ手となっている「ご飯合わせ」も今回は特別に許可し、「我々はそもそも、敗北からスタートしている。いかなる創作料理でも【明太子とご飯】という組み合わせに勝てるものなどないのだ」という謙虚なスローガンを実感したはずです。

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熱心に基礎研修に取り組むTMC新人と、指導に当たる代表と城北開発担当。

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基本の味を舌に叩き込む。


その後、「イカ明太」「里芋とこんにゃく合わせ」「大根合わせ」「蛤合わせ」などが試食され、それぞれの明太子が持つ、深い広がりと素材を活かす心得が伝授されました。久しぶりに味わう職人藤田による「天鷹」はやはり絶妙な辛さを持っており、箸でまさぐる時の「梅の香」の上品な香りとともに、その仕事ぶりは高く評価したいと、あらためて心中でエールを送りました。
上海支部担当:渡辺は、無謀にも白ワインを持ち込みましたが、伊勢丹でわざわざ「明太子と合わせるのですが、どれがいいでしょうか?」と店員に尋ねたそのワインは、確かにしっかりとした味を持っているため、明太子に負けないくらいの主張はしており、なかなかの一本であったことを付け加えておきましょう。なかなかやるじゃあないか、伊勢丹の酒売り場の店員。そして、次からは自分で選ぶのだぞ、新人。

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新人渡辺より提出された白ワインは、代表から合格点がつけられた。

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2011年12月16日

マレーシア報告会&臨時会合

11月23日より27日までのマレーシア視察を終えた代表、川崎氏部長、城北開発担当の3名は、魚卵視察では何の成果も得られぬまま失意の帰国をしました。しかし、現地では本業の映像作品上映に力を尽くし、個人映像界の国際交流に貢献しました。また、マレーシアの友人のヤンセンがオリジナルの「肉骨茶」ブレンドを準備してくれました。彼のブレンドは実においしいのです。さすがは薬膳の専門家。うれしいお土産です。
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↑さすが、本場マレーシアの漢方薬専門店オリジナルバクテーブレンド。
素晴らしい香りと味わいになりました。


さて、今回はマレーシアの報告会を兼ねて、昨年マレーシアツアーに同行したメンバーに声をかけての会合でした。しかし、いくらおいしいとは言っても「肉骨茶」だけというわけにもいかず、島本食品より明太子を取り寄せました。

明太子は二種類、「オリジナル切れ子」と「極上天鷹辛子明太子」です。「天鷹」は以前の会合でもとても評判のよかった絶品です。また、「味付けハラス 明太風味」に初挑戦しました。ハラス自体がとてもなめらかな味で、明太子のタレの辛味が後からピリッと来るという、酒好きにはたまらない一品でした。
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↑味付けハラス


今回は、肉骨茶が中心となるはずでしたが、昨年の新年会で「パスタ春菊合わせ」を試みて惨敗した海外渉外担当兼留学生Q&A窓口担当部長が今回こそはと湯葉セットを持参し、マイ鍋まで持参するという力の入りようで、誰も止めることができませんでした。そして、明太子のベストマッチを求めて、味見をしてはまた、別の合わせ技に挑戦していました。試行錯誤とはこういう状態を言うのだな、と感心した次第です。最後はみなの知恵も加わり、素晴らしい湯葉合わせとなりました。
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↑明太子の湯葉合わせ。
湯葉と混ぜたり、上にのせたり色々試してみましたが、
最終的にはイカ明太子と湯葉と柚子少々の組み合わせがベストだという結論に。

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↑アボガド合わせもやってみましたが、
明太子はおまけといった感じです。

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↑アルゼンチン産の赤エビの刺身に明太子とポン酢をからめたもの。
今回の料理では一番明太子との相性が良かったです。

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↑毎回惨敗の白ワインと明太子。
しかし、このドイツ産白ワインはなかなか良いかも…。

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↑イカを炒めて明太子と合わせてみました。


今回は臨時の会合でしたが、また、新年には本格的な会を開催します。
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2011年10月29日

鶏トロにゅうめん梅ヒジキ添え

先日九州物産展で購入した品々。
甘エビ明太子と梅ヒジキをご飯と一緒に食べてみました。
甘エビ明太子は、プリッとしたエビの食感と、プチッという明太子の食感が組み合わせが面白いなと思いました。
ちょっと贅沢なご飯のおかずと言えます。
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一方、梅ヒジキのほうですが、なぜ今まで常備菜として販売されなかったのかが不思議な気がしました。あまりに自然にご飯に馴染むのです。飽きのこない定番の味です。
福岡県には太宰府など梅の産地があります。またヒジキやワカメといった海産物の産地も海沿いに多くあります。それなのになぜ梅ヒジキが名物になっていなかったのか…。あまりに当たり前の組み合わせ過ぎたのかもしれません。
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この新定番として常備菜に加えたい「梅ヒジキ」を素麺と組み合わせて食べてみました。
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「鶏トロにゅうめん梅ヒジキ添え」
(1)鶏の手羽先を、ショウガ+人参スライス+鶏ガラ顆粒だし少々+酒と一緒に、圧力鍋で茹で、だし汁を作ります。
(2)上記のだし汁に、塩で味を整え、水溶き片栗粉でとろみを加えます。
(3)素麺を茹で、水で洗ってしめたら、(2)のだし汁と共にどんぶりに盛り、貝割れ大根と「梅ヒジキ」をのせて完成。
優しい鶏ガラスープに、梅ヒジキが良く合います。休日のランチにお薦めです。
posted by 明太子 at 15:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 九州グルメ体験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月27日

小田急百貨店の九州沖縄物産展に行きました。

新宿小田急百貨店で九州沖縄物産展が開催中という情報を得て、TMCの代表佐藤と総務二課やなぎだが視察に行ってきました。
会場は平日にもかかわらず賑わっていました。
明太子の「しまもと」さんが出店していたので、いろいろGETしました。

定番となったイカ明太、大吟醸明太子に加え、今回は甘エビ明太と梅の恵みヒジキに挑戦。
当分ご飯のお供に事欠きません。

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2011年08月19日

マレーシア支部よりイスラム感漂う魚卵料理のレポート

マレーシア、K貝支部長より、魚卵料理のレポート(以下記事全文)がありました!

8月1日からイスラム教の断食月が始まったマレーシア。
断食と聞くと、1ヶ月間ほとんど何も食べずにひっそりと暮らすのでは?とお思いになる方も多いかもしれませんが、日没のお祈りでその日の断食が明けるため、午後3時ぐらいからクアラルンプールの街にはいたるところに“パサール・ラマダン”という食べ物を売る屋台の集合体が現れ、仕事を終え、断食明けを心待ちにする人々が買いものを楽しみます。我が家も通常は私の職場から自宅の間に出没する2ヵ所のパサール・ラマダンのどちらかで買い物を済ませるのですが、時間のある週末は思い切って少し遠くまで足を延ばしています。

そこで、先週土曜日に行った、クアラルンプール郊外の街、スンガイ・ブローでなんと新たな魚卵料理を発見!!まずは試しにとひとつ買って帰ったところ、これがものすごく美味!!しかしながら、私、正直に申し上げて、自分の食欲に負け(この時点で既に断食の意味をなしていない)、早く試食することばかりを考えおり、「おいしい〜っ!!」とあっという間に完食した瞬間に、ボンっと佐藤代表の顔が頭に浮かび・・・。そうです。TMCのことをすっかり失念いたしておりました。これも断食のなせる業、我が身の卑しい食欲が、マレーシア支部長としての任務遂行力にまでに影響を及ぼしてしまったのかと肩を落とし、深く反省した私は、翌日再び車に乗ってスンガイ・ブローまで行ってまいりました。

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ここで見つけた新しい料理は、トゥンギリというサバのような魚の卵に、ウコンの葉やチリを細かく刻んだものをまぜ、おそらく塩とココナツミルクなどを混ぜた後、バナナの葉で作った箱型の入れ物に入れて焼いたもの。それを炭火で下から上からとこんがり焼いています。6×4×4cmぐらいのサイズで一つ2リンギット50セン(約65円)でした。

さほど辛くも無く、逆にマイルドな味わいで、ご飯と一緒に、お粥に入れて、おいしく頂きました。食べ歩きが大好きな私達でもはじめて見つけたこの料理。遠出した甲斐あってのうれしい出会いでした。
posted by 明太子 at 16:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 支部便り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月07日

嫁は「きる」と「きりきる」を聞き分けよ!

もうすぐ盆休み、九州男児と結婚し、初めて旦那さんの実家に帰省するというお嫁さんも多いのでは?
総務二課の柳田も、東北生まれながら九州男児の夫と一緒になり、様々なカルチャーショックを体験してきました。特に最初の頃、帰省で旦那の実家を訪れる時は、緊張の連続でした。

義父母との会話で特に緊張したのが、「晶子さんは○○しきりますか?」「晶子さん、○○しきりきると?」という問いかけです。
「しきる」とは「できる」の意味で、「しきりきる」とは「完璧にできる」という意味だと主人に教えられた柳田は、その言葉を耳にする度に「今はキルだったかな?キリキルって言ってたかな?」と頭の中で整理しながら慎重に答えを考えます。
もし「しきりきるか?」という質問に、うっかり「はい」と答えてしまったら、随分自信満々な嫁だと思われてしまいます。しかし「しきる?」という問には、場合によっては「はい」とか「まあまあです」と答えないと、能無し嫁だと思われてしまいます。
地元の人には何を緊張しているんだと笑われそうなことなのですが、よそ者にはとっさに識別するのが難しい言葉が「きる」&「きりきる」です。
posted by 明太子 at 00:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 九州カルチャー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月20日

平成23年度 東京明太子倶楽部 首都圏理事会 in 舁き山

昨晩、台風が西日本に押し寄せる中、東京新宿では、「平成23年度 東京明太子倶楽部(TMC)首都圏理事会」が執り行われました。
会場は、TMC会合で何度かお世話になっている新宿西口にある「舁き山」です。

出席者は、以下の理事と、
今回TMC名誉会長の職をお願いすることになった波多野先生です。

東京明太子倶楽部代表:佐藤
東京明太子倶楽部総務二課長:柳田
鷺宮支部長/パリ臨時支部責任者/防災担当理事(兼任):太田
城北開発担当理事:田中
少子化対策担当理事:重松
横浜出張所所長/八王子出張所所長(兼任):東
農林水産情報構築推進発信整備事業担当理事:小野

(議題1)
東京明太子倶楽部(TMC)名誉会長に波多野氏が就任

東京明太子倶楽部は、これまで代表の佐藤を中心に活動してきましたが、組織の拡大、グローバル化に対応するため、
より見識のあるオブザーバーを必要としていました。
そこで、佐藤代表が、恩師である波多野先生に、TMC名誉会長の就任を依頼しました。
波多野先生には快諾をいただき、今後はTMCの活動にも積極的に参加、助言をいただくことになりました。
総務二課により制作された「TMCプレミアム名刺」が手渡され、広く倶楽部を普及する活動にも尽力いただくことになります。
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(議題2)
新作「生姜明太子」試食

会議が始まるとすぐに、明太子5種盛りがオーダーされ、新作明太子を中心に試食がおこなわれました。
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「鳴海屋 生姜明太子」
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事前に舁き山よりインフォメーションをもらっていた「生姜明太子」。一同注目の一品。
見た目はナチュラルなタラコ色。表面にはおろし生姜が散りばめられています。
口に入れた途端、ふわっとショウガの爽やかな香りがします。
辛みはほとんど無く、タラコの臭みをショウガが打ち消していて、誰もが食べやすい味になっています。
明太子だと思って食べるとちょっとフェイントという気もしますが、新しい魚卵料理を食べた気がします。
会員達からは「新しい!」「今まで食べたことがない味だ…」というコメントが。

「ハバネロ明太子」
季節のおすすめとして出された「ハバネロ明太子」は、夏らしいHOTな味です。
見た目は普通の明太子より少し黄色っぽい気もしますが、辛そうには見えません。
食べた瞬間は確かに辛めの明太子だなとは思いますが、その時点では「ハバネロ」感はわかりません。
しかし徐々に舌のHOT度が増し、しばらくヒリヒリした感覚が続きます。この辛さの持続力が「ハバネロ」の効果なのだなあ思いました。
パンチのある辛さを求める人にはお薦めの明太子です。

「スモーク明太」「五口福(ごこふく)」「あごおとし」
「スモーク明太」「五口福(ごこふく)」「あごおとし」は、これまでにTMCでも研究された3品ですが、あらためて食べ比べてみると、
辛みが少なくマイルドなのが「五口福(ごこふく)」、上品で爽やかな味わいが「スモーク明太」、福岡定番の家庭の味が「あごおとし」と言った感じです。

異母類研究
TMCでは本当の母ではない魚に明太子を詰める料理を「異母類」と呼んでいます。
今回は、「キスの明太巻天ぷら」と「いわし明太」を試食しました。
「キスの明太巻天ぷら」は、淡白なキスの味わいを活かすため、辛みの少ない明太子を使用し、料亭風の優しい一品に仕上げていました。
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一方「いわし明太」は、脂ののった力強い鰯に負けないよう、辛さの強い赤色の明太子を使用し、HOTでパンチの効いた居酒屋系の一品になっています。鰯に詰め込まれた明太子が、あまりに見事にフィットしていて、「異母」には見えない調和だという意見も…。
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(議題3)
TMC夏合宿「かねふく めんたいパーク』視察について

今回の会議では、防災担当理事に抜擢された鷺宮支部長より、大洗にあり震災の被害にもあった「かねふく めんたいパーク」の安全強化とその評価基準、運転再開に至った経緯などの調査報告がありました。
また、復興の様子をこの目で確認したいという会員の要望から、視察を兼ねた夏合宿が提案されました。
8月下旬の予定で、素案を鷺宮支部長が作成し、協議していくことになりました。

会議は、その後、各理事の近況報告等、多くの情報交換をし無事閉会しました。

(追記1)
少子化対策担当理事より、自らも人口を1名増加させることに成功したという、おめでたい報告がありました。

(追記2)
会場の「舁き山」には、スペインからの留学生が修行中で、少し話を聞くことができました。
スペイン人にも明太子は美味しいと感じるそうで、ぜひ帰郷の際はお土産に買って薦めたいということです。また、スペインでも魚卵はポピュラーな食材で、オリーブ油でソテーしたりして食べるという情報も得ました。
posted by 明太子 at 17:20| Comment(2) | TrackBack(0) | 活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月17日

タパスでタラコ(欧州支部より)

「唄を忘れたカナリアは〜」の鳥、カナリアの生まれ故郷であるカナリア諸島。スペインに属する自治州の島々であるここは、欧州人たちのリゾート地でもありますが、そのうちの一つ、ランサローテ島に先日行ってまいりました。

スペインといいましても、地理的には既にアフリカ西岸に近い所。アフリカへの距離の違いによるものなのか、諸島の島それぞれに違う気候や自然環境があるといわれていますが、中でもアフリカに近い位置にある島がランサローテ。
そのせいか、強い陽射しに乾燥した空気、そしてアフリカ大陸から強い風が吹き付ける為に乾いた地にはサボテンが育ち、更に休火山帯が連なる荒野が火星かと見まがう程に広がる先には、突然沖縄のようなクリスタルブルーの海が広がります。
正に対極限の自然を見ることができるダイナミズムに心も洗われ、またそうした過酷な自然環境を逆手に取った、風力発電や太陽光発電をあちこちで見ることができることも、日本の現状を遠くから見つつ気が気でない私には興味深い風景です。

島、ということは当然海に囲まれていますから、食はやはり海の幸を期待するわけですが、スペイン圏ですのでタパスまたはカナリアン料理と言われるものが一応土地の味です。しかし英国からの避暑客が多いせいか、ブリティッシュ、アイリッシュバーを見かけること多し。フィッシュ&チップスかあ…。
島の中心都市、アレシフェの観光案内所の女性に訊いて、地元の客も多いという食堂に一度行きましたが、まあ、こちらの魚貝の調理法はおおかた、焼くか揚げるか、なんですね。ホタルイカのような小さめのイカのフリットはそれはそれでおいしかったですが、そのボリュームに最後には飽きた、というのが正直なところ。

レストランの値段はどこもお手頃価格でしたが、そんなわけで、うーむ、これなら自分で調理するのがいいのでは、と思うのはTMCのメンバーとして当然のこと。こうした自立心や好奇心が新しい研究開発を切り開くのです。

泊まったホテルはアパートメント式でキッチンも付いているので、早速ホテルの人に訊いて、魚市場がある、という港の方へ出かけます。
教えてもらった辺りでバスを降り、海沿いをうろうろしていると、ふとドイツ語が耳に飛び込んできて振り返る私たち。後方でスキューバダイビングのインストラクターをしている人はドイツ人らしい。
早速近づいて話しかけると気さくに相談に載ってくれます。
いわく、その港に今はもう魚市場はないが、お勧めの魚屋はある、とのこと。
レストランも経営している魚屋だ、という彼のアドバイズを下にそちらの方向へ足を進めます。
店の名前はなんだっけ?
えーと、ラ•マンチャ、って言ってましたよ。

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歩くこと5分強。スペイン語でpescaderia(魚屋)と書かれた店を発見。隣にはレストランも並んでいるので間違いない、が、店の名前は、ラ•マンチャではなくてラ•ロンチャ(La Lonja)でした。日本人の私には、松本幸四郎の姿と共に「ラマンチャの男」が頭に残っていたんです。

さて店に足を踏み入れると、うわー、並ぶ並ぶ、大きく新鮮なお魚たち。
気になる値段もこれがなかなか素晴らしく、その日は全長40cm強の鰹を丸ごと一匹購入して5〜6ユーロです。安い!
普段の客にするように、親切にも頭を切り落としてゴミ箱に捨ててしまった店のお兄さんに、わー、捨てないでくださいー、と叫びかける程興奮状態の私たちにお兄さんもちょっと圧倒されていましたが、なんせ新鮮な魚をそんな値段で購入するなんて無理な話の西ドイツから来てますので、ご堪忍を。
その日は切れないナイフで魚の解体に格闘し、しかしなんとか刺身とタタキを堪能することができたのでした。

翌日から私たち、何度もその魚屋に通っては、アジだ金目鯛だと買い物しましたが、そこで気がついたことが一つ。
魚はたくさん並ぶのに、タコやイカ、エビや貝などのいわゆるシーフード類を見かけないのです。一度大きなロブスターを見かけましたが、USA/CANADAとラベルが付いていました。聞けばここでは甲殻類や軟体類の魚貝の生息率が低いそうで、ゆえに捕獲も禁止されているとのこと。レストランで出されるのは皆輸入物だそうです。
そういえば浜辺でも貝殻をほとんど見かけないなあと思ってましたが、そんな環境もあるんですね。

うまくすればウニとか食べることができるかも、と密かに魚卵への想いを蘇らせていた私としては残念なニュース。
まあ穫れないんだったらしかたないよね、と魚屋に続くレストランの方へ足を踏み入れると、ちょうどお昼前、バーカウンターのショーケースの中にはタパスの皿が並んでいます。これは卵サラダかポテトサラダか、これは揚げ物だな、などと見ていく視線の中に入ってきた懐かしのものは…。
ん?こ、これは、タラコ!

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大きさや色からするとタラコと思われる魚卵が一口大に切り分けられ、既に調理された色で、他の野菜と共にマリネされているサラダです。

思わず興奮して魚屋の方へ走り戻り、売り子のお兄さんに質問します。
あれは、卵ですよね?
そうですよ。
もしかしてバカリャウですか?
そうですそうです。でもあれは、冷凍で輸入されたものですよ。

鱈はやはりこの辺りの暑い地域では穫れないのでしょうか、そういえば南国の鱈の料理は乾鱈を使うレシピが有名ですね。
この魚屋でも魚卵だけ生で売ることはないそうです。

リサーチと称して一皿買い求めたのはもちろんです。
テイクアウトのパックに移してもらい、ホテルの部屋に戻ってから早速白ワインと共に頂いてみました。

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お、正にたらこ、です。
ただし焼きタラコではなく、茹でたタラコを切り分けて、タマネギ、パプリカなどと共に酢とオリーブ油などでマリネしてあります。マリネされて味が染みているのでこれはこれでなかなかおいしい、と思っているそばで、ドイツ人の欧州開発担当理事補佐が呟きました。
うーん、でもせっかくなら生で食べたかった…。

生で魚卵を食べる習慣は欧州にはほぼありません。おそらく親日家の彼はTMCなどの会合で、日本の生食タラコもしくは明太子の食感の素晴らしさを覚え、茹でタラコでも魚卵が食べられた、という欧州では貴重なこの出来事に感動できなくなってしまったのかもしれません。
日本人の私の方がこうした機会に謙虚になってますね。

ということで、欧州でも南に行く程魚卵を食する習慣がある、という話を実感した一件でした。

この一パック/一皿で3ユーロでした。居酒屋さんで一皿頼むような感じなんですね、タパスって。このお値段にも観光客相手に値段を釣り上げない地元の大らかさが表れていて嬉しいものです。
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2011年07月14日

TMC、Facebookデビュー!

携帯電話、スマートフォンの普及に伴い、誰もがネットで繋がる時代。
ソーシャルネットワークサービス(SNS)という言葉も一般化し、ツイッター(Twitter)やフェイスブック(Facebook)といったサービスの利用者も急速に増えているようです。それらは、東日本大震災でも、その威力を発揮したと言われています。
また、最近は勤務先の指示で、Facebookを利用することになったという人も多いようです。

これまで、個人的に国内外の情報交換のためFacebookを利用する会員はいたものの、東京明太子倶楽部としてのFacebook公式ページはありませんでした。そこで、会員数も増え、海外ネットワークも拡大しつつある当倶楽部としては、時代のニーズを踏まえ、より充実した明太子の情報交換をすべく、Facebookページを開設することにしました。

基本的には当サイトhttp://tokyo-mentaiko.seesaa.net/で、これまで通り活動内容を公開して行きますが、交流の輪を拡げる場として「Facebook東京明太子倶楽部ページ」もご利用いただけたらと考えております。
皆さんの「いいね」をお待ちしております。

posted by 明太子 at 10:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月07日

韓国ミョンテは「カンペキなニセモノか?」

城北開発担当理事の「韓国ミョンテ調査の旅」報告からずいぶんと時間が経ってしまいました。
既に明太子の味については報告されているので、ここではその時の緊急幹部会の様子を報告します。

彼が持ち帰った「韓国明太子」をどのように評価するべきか? 我々TMCは、緊急幹部会を提案し、城北開発担当理事を待っていたのでした。パッケージが比較的小さいので、それだけでは全員の欲を満たしきれないと判断し、サイドメニューを準備しました。

テーマは「かんぺきなにせもの」です。これは城北開発担当理事が韓国の調査で発見した露天の言葉です。写真には「かんぺき な にせものあります」という力強いメッセージが映し出されていました。
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↑TMC幹部会の今回の研究テーマ「かんぺきなにせもの」は、この店の掲示物よりヒントを得た。

考えてみれば、韓国産の明太子というのは「完璧な偽物」かもしれません。明太子はもともと韓国で辛子漬けにされたタラコが食されていて、それを博多の老舗「ふくや」の主人が持ち帰って、日本風にアレンジしたと言われています。そうなるとルーツは韓国だけれども、日本風の「明太子」は逆輸入ということになるのでしょう。城北開発担当理事が持ち帰ったのは、明らかに日本人への土産物を意識した「韓国明太子」です。


というわけで、「完璧な偽物」です。
まず、すぐに思い浮かんだのが「明太子キャビア」でした。
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これは、有楽町の「ザ・博多」で発見していたものの、なかなか手にする勇気がなくて見送り続けていた品物です。今回のテーマにはぴったりだと思いました。円形の缶に入ったそれは、見るからに怪しげです。アメリカ産のタラコを原料に魚卵だけを取り出して味付けしてあります。ブランデー風味と記されていますが、かすかにそういう香りがするなといった程度です。クリームチーズと合わせてみたのですが、まずまず無難な組み合わせでした。意外に魚卵味が立っているのは面白いと思います。
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さらに、福太郎の「明太子ジャーキー」と、よせばよかった「ジャンボ明太子ソーセージ」を「ザ・博多」で入手して試しました。TMCの分類では「明太子ジャーキー」が第2類、ソーセージは第3類にあたります。
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ジャーキーはつまみとしては美味しいのだけれども、明太子の生感を残しているために、驚くほど歯にくっつきます。これには参加者全員が閉口しました。中島商店の「博多なかなかドライ」とよく似ていますが、この「ドライ」商品に関しては、同じく中島商店の「皮ドライ」が圧倒的に優れていると思います。つまり、魚卵部分を思い切って採用せずに、皮だけをドライ化したものですが、歯につく度合いが少なく、半生感とパリパリ感が共存しています。魚卵部を使うならば、半生感を切り捨てて、思い切りドライに仕上げたほうがいいのではないでしょうか? 福太郎にはもう少し工夫を加えてほしいものです。
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↑よせばよかった「ジャンボ明太子ソーセージ」



その他のサイドメニューは、定番の組み合わせで準備しました。

以前この場で紹介した「ちょんまげ」は未経験の理事にも試してもらいたいと、博多の徳平から240g入を取り寄せました。全員が酒飲みなので、食感の驚きと共に、つまみに最適であると絶賛でした。
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↑パッケージも美しい「ちょんまげ」は大好評。


明太子ではありませんが、「富山館」で入手した「ホタルイカの沖漬け」は新モノで「クロ」という商品でした。これは濃厚でありながら新モノの爽やかさもあり、好評でした。練馬支部長によれば「ホタルイカに宇宙を感じた」ということでした。
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最後はもつ鍋とちゃんぽんです。
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