既に明太子の味については報告されているので、ここではその時の緊急幹部会の様子を報告します。
彼が持ち帰った「韓国明太子」をどのように評価するべきか? 我々TMCは、緊急幹部会を提案し、城北開発担当理事を待っていたのでした。パッケージが比較的小さいので、それだけでは全員の欲を満たしきれないと判断し、サイドメニューを準備しました。
テーマは「かんぺきなにせもの」です。これは城北開発担当理事が韓国の調査で発見した露天の言葉です。写真には「かんぺき な にせものあります」という力強いメッセージが映し出されていました。

↑TMC幹部会の今回の研究テーマ「かんぺきなにせもの」は、この店の掲示物よりヒントを得た。
考えてみれば、韓国産の明太子というのは「完璧な偽物」かもしれません。明太子はもともと韓国で辛子漬けにされたタラコが食されていて、それを博多の老舗「ふくや」の主人が持ち帰って、日本風にアレンジしたと言われています。そうなるとルーツは韓国だけれども、日本風の「明太子」は逆輸入ということになるのでしょう。城北開発担当理事が持ち帰ったのは、明らかに日本人への土産物を意識した「韓国明太子」です。
というわけで、「完璧な偽物」です。
まず、すぐに思い浮かんだのが「明太子キャビア」でした。

これは、有楽町の「ザ・博多」で発見していたものの、なかなか手にする勇気がなくて見送り続けていた品物です。今回のテーマにはぴったりだと思いました。円形の缶に入ったそれは、見るからに怪しげです。アメリカ産のタラコを原料に魚卵だけを取り出して味付けしてあります。ブランデー風味と記されていますが、かすかにそういう香りがするなといった程度です。クリームチーズと合わせてみたのですが、まずまず無難な組み合わせでした。意外に魚卵味が立っているのは面白いと思います。

さらに、福太郎の「明太子ジャーキー」と、よせばよかった「ジャンボ明太子ソーセージ」を「ザ・博多」で入手して試しました。TMCの分類では「明太子ジャーキー」が第2類、ソーセージは第3類にあたります。


ジャーキーはつまみとしては美味しいのだけれども、明太子の生感を残しているために、驚くほど歯にくっつきます。これには参加者全員が閉口しました。中島商店の「博多なかなかドライ」とよく似ていますが、この「ドライ」商品に関しては、同じく中島商店の「皮ドライ」が圧倒的に優れていると思います。つまり、魚卵部分を思い切って採用せずに、皮だけをドライ化したものですが、歯につく度合いが少なく、半生感とパリパリ感が共存しています。魚卵部を使うならば、半生感を切り捨てて、思い切りドライに仕上げたほうがいいのではないでしょうか? 福太郎にはもう少し工夫を加えてほしいものです。


↑よせばよかった「ジャンボ明太子ソーセージ」
その他のサイドメニューは、定番の組み合わせで準備しました。
以前この場で紹介した「ちょんまげ」は未経験の理事にも試してもらいたいと、博多の徳平から240g入を取り寄せました。全員が酒飲みなので、食感の驚きと共に、つまみに最適であると絶賛でした。


↑パッケージも美しい「ちょんまげ」は大好評。
明太子ではありませんが、「富山館」で入手した「ホタルイカの沖漬け」は新モノで「クロ」という商品でした。これは濃厚でありながら新モノの爽やかさもあり、好評でした。練馬支部長によれば「ホタルイカに宇宙を感じた」ということでした。


最後はもつ鍋とちゃんぽんです。

徳平さんのちょんまげお取り寄せですかぁ
独特の風味がたまらないですよね^−^
理事様は明太子として受け入れてくれたのでしょうか?(笑)
美味しい明太子を食べたくてうずうずしていた会員達により、「ちょんまげ」は本物として認定されました。特にスモークという要素を加え、明太子の可能性を拡げたという点で、高く評価されました。