鳥取空港の売店には、水木しげる関連商品が盛り沢山。ブームの大きさを実感することができた。
しかし、TMCが今回注目したのは「蟹」だ!
厳しい冬をむかえた日本海。しかしその厳しい自然の恵みの一つが「松葉ガニ」。12月になるとお歳暮シーズンで値が上がるため、11月下旬に味わうのがベストらしい。まさにグッドタイミングであった。
地元では、「松葉ガニ」は雄のことを指し、雌は「親ガニ」と呼ぶのだそうだ。つまり一般に知られる「松葉ガニ」は雄のみで、当然卵を持つことは無い。それに対し、メスの「親ガニ」は、親子と思えるくらい小ぶりだが、その分安く買え、しかもこの時期は卵がたっぷり入っている。
現地視察隊は、鳥取の料亭風居酒屋で、蟹、河豚等の美味しい食べ方を披露してもらった。
佐藤は、東京で視察報告をするため、鳥取駅近くにある市場で「松葉ガニ」「親ガニ」を購入。帰宅後、鳥取の板さんがやっていた手順で調理を試みた。
(手順1)蟹を水にくぐらせ軽く汚れを落とし、蒸す。(圧力鍋で5分くらい)

↑蒸す前の松葉ガニ

↑蒸した松葉ガニ
(手順2)「松葉ガニ」は切り分け、根菜や小松菜と一緒にして味噌鍋にしていただく。
(手順3)「親ガニ」は甲羅、脚、胴体に分け、胴体中心部の蟹味噌や、腹部分にある外子(卵)を取り分ける。
(手順4)脚の部分や胴体部分にある蟹肉は、綿棒でプレスしながら転がして押し出す。

↑調理した「親ガニ」

↑見事な卵と蟹味噌のハーモニー
今回の調査での発見は、「松葉ガニ」という華やかな存在の陰で、ささやかに生きていたメスの存在である。実に素晴らしい卵を有しており、蟹味噌と一緒にいただくと、イクラと雲丹を一緒に食べた喜びに似た感動が生まれ。
蟹だけで満腹になるなんて、なんという幸せ!
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