2010年11月08日

30年前の味は甦るのか? 〜直方焼スパ〜

明太子とは関係がないのですが、懐かしい味の話しです。
先日、年に一度の出身高校の同窓会がありました。旧制中学の頃から、この春卒業して上京した大学生たちまで、200名以上が集まる大同窓会です。
受付を済ませると小さなパンフレットがあることに気が付きました。「直方焼スパ」と書いてあり、中面はその調理方法が丁寧に書いてありました。以前、直方にいる同級生から「焼スパ」を復活させたいという主旨のメイルをもらったことを思い出しました。
20101108-1.jpg

「焼スパ」は確かに食べた記憶があります。駅を背にしてアーケード街の中を進んで、スポーツ用品店やお茶屋を通り過ぎ、右手二階の「ゆうやけ」という喫茶店で出していたメニューだったと思います。数年前にこのアーケード街を通った時には、もう、「ゆうやけ」は無かったはずです。いつまであったのかは知りません。それでも、この写真のような麺類を美味しく食べていた記憶は甦ってきました。本当に美味しかったかどうかも定かではありません。高校生の頃というのは何しろ腹が減っていた。でも、学校帰りにいつも食べられるほど小遣いもなく、何かの集まりや、彼女とのデートでささやかな贅沢を楽しんでいたと思います。美味しかったかどうかは別として、皆が一斉に「焼スパ!」といって注文する、その勢いに乗っていたのだと思います。
高校卒業後もしばらくは同窓会などがあって、直方の街に行くとそこで「焼スパ」を食べていました。
一方、この街の商店街も、「シャッター商店街」化の兆しが見えていました。郊外には高速道路のインターチェンジと繋がるバイパスが整備され、そこには大型量販店とシネコンなどの施設が併設されています。住宅地のその周辺に拡大し、駅周辺が寂れていくという典型的なパターンです。駅前商店街はかつてのような賑わいがありません。
それでも、思い出というものは寂れないものです。この「焼スパ」が街おこしの起爆剤になるようなものではないことは承知しています。一時期をあの街で過ごした人達の記憶に、ささやかに呼びかけるような、そんな味なのでしょう。
記憶というのは不思議なもので、一瞬にして当時のいろんなシーンが思い出されました。名前が思い出せない同級生の顔も浮かびます。
この調理法を試したわけでもないのに、喉のあたりで甘酸っぱさが甦りました。

ちなみに、調理法↓です。
20101108-2.jpg

20101108-3.jpg
posted by 明太子 at 15:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 九州グルメ体験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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