出席者は、代表の佐藤、城北開発担当理事の田中、総務二課のやなぎだです。
しばらく、今後の研究テーマなどに話し合いをしていたのですが、入り口に真っ赤なマフラーをした人物の姿が…。
それを目にした総務二課のやなぎだは、「あ、アントニオ猪木さん?」とつぶやきました。
店内にいたお客さん達も、みんな一点に注目、「!」。
確かに、入り口に猪木さんのポスターが張ってあるなあ…とは思いましたが、まさか本人が店内に入って来るなんて!!
世間知らずの総務二課 やなぎだ は、「どうも〜」と会釈を交わし、珍しい人と同席できたことを素直にニコニコ喜んでいましたが、残りのメンバーは無表情に明太子談義をしています。
〜しばし時間が流れ〜
立ち上がり帰ろうとする猪木さんと、目が合う私達。
代表の佐藤が、反射的に立ち上がり、お見送りの礼をすると、猪木さんは笑顔で手を差し伸べ握手をしてくださいました!
さらに名刺までくださり…!
同席していた、田中とやなぎだにも同様に握手と名刺を差し出してくれて…。
そして帰って行かれました。
ニコニコはしゃぎながら喜ぶ やなぎだでしたが、ふと見ると、田中の様子がちょっとおかしい…。
実は、彼、中学の頃熱烈なプロレスファン。
そのため、カリスマ的な存在の猪木さんと同席したとき、震えを押さるのに必死だったのです。
最後に握手&名刺のだめ押しをいただき、まさに感極まった状態だったのです。
佐藤も同様で、思いがけない出会いに硬直していました。

↑感極まりガッツポーズする田中
その後、感極まった二人は、六本木の夜の帳の中へ消えて行きました…。