2009年01月13日

明太子の「うまさ」とは何か

今回の九州ツアーでは、初めての商品も購入しました。そのひとつが五口福(ごこふく)の「京七味・辛子明太子」です。和の意匠とあるとおり、とても美しいパッケージで中袋も落ち着いた金色でとてもゴージャスです。
味もとても爽やかで美味です。三種のダシを使った漬け汁の配合も見事です。上品な七味からはほのかに柚の香りもしてきます。原料のスケトウダラの魚卵はアラスカで採取されたとあります。アメリカ産またはロシア産という表示ですが、粒はどちらかとえば小降りで繊細です。
しかし、われわれTMCは考えてしまいました。この美味しさは少し明太子から離れてはしないだろうかと。
喩えていうならば日本酒です。女性に人気の日本酒の中には「フルーティー」という褒め言葉があります。「ワインみたくなくなくない?」というのもあります。日本酒がフルーティーというのは実感としてはわかります。淡麗辛口の日本酒ですっきりとした「水の如し」という類ですね。これはこれで美味しいわけですが、やはり日本酒通には違和感があるのも事実です。それは日本酒には本来「旨口」という言葉があるように、旨い日本酒というのは口当たりが「甘い」のですね。それと辛いあてを合わせて飲む。極端にいえば「塩」です。升の角に塩を盛って、おやじが口に含んでゴキュッと飲み干し「おっ、うわぅぃー、ガフッ」っと(ガフッはげっぷです)満足そうに塩をなめるわけです。こんな飲み方をすると必ず早死にします。
そこで、今回の「京七味・辛子明太子」ですが、この淡麗辛口に近い味わいがあります。繰り返しますが間違いなく美味で上品です。ことによるとワインにも合うかもしれないなどと思わせてしまいます。しかし、TMCとしてはひとこと言わなければならない。「原点を忘れてはならない」と。
すでに紹介している「ひろしょう」は、価格もそうですが、極めて庶民的な味がします。その一切れを食べる前に鼻に近づけると、やはり独特の生臭い魚卵のニオイがします。このニオイははずせない要素でもあるのです。あなたは臭わない納豆が美味しいですか? ワインに合うような明太子が好きですか? 因みに明太子は白ワインには絶対合いません。赤は言わずもがなです。
今回は明太子のうまさを考えさせられました。

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posted by 明太子 at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 明太子研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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