2009年01月11日

魚住商店「味付やきあご」

嬉野温泉の大正屋で風呂上がりに売店に立ち寄ったところ、土産物と言うよりは今晩のつまみにどうぞと主張している地味な一品に出会いました。
「あご」というのは飛び魚のことで、九州地方では出しの素として使われます。もちろん飛び魚は刺身などでもとても美味しいのですが、おそらく大漁の時の知恵だったのでしょう、干物にしたりダシに入れたり工夫したものと思われます。
今回の品物は明らかにつまみ仕様です。袋は少量のパックですがチャック付きです。少量なのは実は嬉しいものです。温泉に行ったりすると、つまみのするめなどを買いすぎて、残ったつまみをどうするか考えてしまいます。翌朝、二日酔いだったりすれば、イカなどのつまみのニオイは大敵です。
魚住商店は長崎のお店で、「あご」ものはインターネットでも扱っていますが、本品の「味付け焼きあご」は残念ながら店のページにはありません。しかしこれは本当に旨い。小振りなあごを干したものが焼いてあるので、始めはかなり堅いのですが、ビールを飲みながらダラダラと身を緩めていくわけです。すると焼きの香ばしさとみりんの甘みがじわじわとしみ出てきます。この甘さの加減も、酒飲みの好みをよくわかっています。
土産物で時々閉口するのが、過剰な甘さです。お茶を飲むならいいでしょうが、始めから酒を飲むと決めている者にとっては、甘過ぎはいけません。
現在の三代目店主・魚住安二さんは大学卒業後に自動車メーカーで働いていたといいますが、おそらく会社勤めのころから相当な酒飲みです。この甘さの付け具合でわかります。
因みに大正屋の売店では、「店員のお薦め」という名刺大の紙が付いていました。大正屋の売店にも間違いなく大酒飲みがいます。
しかも少量パックなのに、一切れを噛み終わるのにかなり時間がかかります。だから減りが遅い。そのために保存チャックが付いていたのです。東京に戻ってからも愉しみました。至れり尽くせりとはこのことです。三代目安二さん、これからも頑張って下さい。知り合いじゃないけど。

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ラベル:九州 グルメ
posted by 明太子 at 02:39| Comment(2) | TrackBack(0) | 九州グルメ体験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
明太子倶楽部さま
楽しい九州の旅、ありがとうございます。
私は、魚住商店のショップサイトをやっている「味な贈り物」と申します。
なかなか貴重なコメント、ありがとうございます。
早速、この商品をショップへ展開させていただこうと思っております。
ここ数日、お待ちください。
また、掲載する際 明太子倶楽部さまのありがたいコメントを、「お客様の声」として掲載してよろしいでしょうか?
Posted by 「味な贈り物」 at 2009年02月23日 15:05
初めまして。
私も、この味には感服して、お取寄せしようかなと、彷徨っていたところ、このブログを発見しました。
ほんのりとした甘さが、何とも言えません。
Posted by 蜃気楼 at 2010年11月23日 23:20
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